~≪妙立寺(忍者寺)と浅野川小橋周辺≫~
金沢では「人呼んで忍者寺」!
有名なお寺です。
日蓮宗正久山、
~≪妙立寺(みょうりゅうじ)≫~
加賀三代藩主の前田利常公が、
寛永20年(1643年)
金沢城近くから移設建立しました。
徳川幕府が些細なことを理由に
多くの諸大名を取りつぶした頃です。
利常公はバカ殿様を演じ、
謀反などとんでもないと幕府を安心させる一方で
種々の仕掛けのある奇抜なお寺を建立し、
武士への監視を怠らなかったのですね。
「忍者寺」と呼ばれていますが
忍者とは直接関係ありません。
忍者というよりからくり寺ですね~。
拝観には予約が必要です。
少人数のグループに分かれ、
一つにグループに一人の案内人がつき、
丁寧に説明しながら、
堂内くまなく案内してくれます。
正面の賽銭箱は
落とし穴としても利用できたそうです。
今は埋め込まれています。
撮影禁止なので、室内写真はありません。
「ええ~っ!こんなところに階段が?」
驚きの連続です!
「隠し階段」や「落とし穴階段」、「切腹のための隠し部屋」や
「伝説の井戸」などもあって、
かなり見ごたえがあり、面白かったです。
でも階段が多いので、足の不自由な人には
ちょっと辛いかもしれませんね。
帽子サングラスもダメです。
藩主歴代の祈願所として崇められてきた場所ですからね。
左写真は、外から見た「明かり取りの階段」です。
外敵の足の影を見て
内側から刺し倒すことが出来る仕掛け?
なるほどね~。
引き戸を開けると、
同時に隠し部屋の戸が閉まる仕掛け、
よく出来ていますよね。
外観は2階建てでも、内部は4階建て!
7層にもなっているとか?
複雑な仕掛けで、公儀隠密や外敵の目を欺き
逃げ道の地下通路は、
金沢城まで続いていたそうですよ。
~≪物見台・望楼≫~
ギヤマン張りの望楼で
見張り台になっていた場所、
現在はガラス張りです。
妙立寺の隣にあるお寺は・・・
これが明治期の朝鮮鐘?
お庭が綺麗でした。
浅野川河畔の小橋にまで場所を移動。
~≪俵屋のあめ≫~
昔ながらのお米の飴ですね。
じろあめは、
駅の名店街でも買うことが出来ますよ。
幽霊のアメ買いの話は、
実はこちらのお店の飴だったと
聞いたことがあります。
お乳が出ない母親が
母乳代わりに赤ちゃんに飲ませていたほど、
滋養のある栄養食だったとか?
目的はこちらのお店!
~≪福わ家と鬼は外≫~
「福わ家」がうどんのコース、「鬼は外」が蕎麦のコース
そんなのが以前はあったんですよ~!
ご贔屓の店だったんだけど、
しばらく行かないうちに、
「鬼は外」が無くなってしまったようなのです。
福わ家の隣の「お多福」で
蕎麦をいただくことに・・・
鬼の面がいたるところに・・・
真ん中に囲炉裏が切られています。
古い民家風で、
しっとりとした庭が綺麗です。
天ざるセットが来ました。
おそばは美味しかったけど、
以前あった「鬼は外」の蕎麦のオリジナルな雰囲気を思いだすと
普通なのがちょっと残念!です。
鬼は外に出て行かずに
「鬼やしき」に収まってしまったのね?
浅野川河畔の
小橋周辺でした。
まだまだ・・・・
続きますよ。