~≪『志摩』/金沢のお茶屋造り≫~
****前項の続きです!****
国指定の重要文化財
格式の高いお茶屋の建物
~≪『志 摩』≫~
格式の高いお茶屋さんです。
出入りするのは、上流町人(大きな商家の旦那衆、)
それも一見(いちげん)さんはお断りですからね。
封建制度の元、
町方にわずかに許された娯楽と社交の場。
庶民には敷居が高すぎて、
出入りできなかった場所ですよ。
玄関を入ると、階段があり、
2階が客間となっています。
~≪前座敷≫~
遊ぶのにも高い教養が
必要だったようですね。
(@_@;)
そりゃ~
二代目で身上がつぶれても
不思議はないのでは?
あでやかな遊芸を披露したであろう、
~≪控えの間≫~
琵琶の乗っているのが琵琶床ですか?
ふすまの取っ手には七宝焼が、
柱や梁や天井には、漆が塗られていて、
贅沢かつ繊細な造りになっているようです。
典型的なお茶屋の庭だそうで・・・
こちらは一階にある
~≪台所≫~
創建当時のままに残っているそうです。
井戸もありますね。
お茶屋はあくまでも遊芸を楽しむ所で、
料理は仕出し屋から取り寄せていたらしいから、
ここで、凝った料理を作っていた
ということではなさそうですね。
~≪石室≫~
地下室です。
食物などを保存するための
石組み造りの貯蔵庫で、
内部には井戸も掘られているとか・・・。
ここは塞がれています。
屋敷の内側にある階段は
狭いですね。
こちらは、美術工芸。
輪島塗、加賀蒔絵、九谷焼・・・等々。
「弁当忘れても傘忘れるな!」
と言われる金沢ですから・・。
どうりで・・・
英語を話す観光客さんが多かったですよ。
帰りに、早めに家を出て、
電車に乗る前の一時間ちょっとの間に、
大急ぎで見学取材したんですよ。
思ったより、見応えがありました。
国の指定文化財だけど、
コンパクトカメラだったら、
写真撮影もOKということです。
少しだけ・・・
城下町の風情が、感じられましたか?
(●^o^●)