~About主婦の徒然日記~

季節の花々やペットに癒される日々の徒然を綴ります。

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映画 『武士の献立』

 
 
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脚本・監督:朝原雄三      
キャスト:上戸 彩、高良健吾
         西田敏行余貴美子他・・・
 
 ~STORY~
 
江戸時代、将軍家や大名家には、
台所御用を勤める武士の料理人たちがいた。
 
主君のため、刀を包丁にもちかえて
日々の食事をまかなう侍たちを
人々は揶揄と親しみをこめて、
「包丁侍」と呼んだ。
 
優れた味覚と料理の腕を持つが、
気の強さが仇となって、
一年で離縁された「春」は、
加賀藩の料理方である舟木伝内に、
その才能を買われ、
「息子の嫁に」と懇願される。
 
舟木家は代々藩に仕える由緒ある包丁侍の家。
しかも、夫となる跡取りの「安信」は、
料理が大の苦手で、4つも年下。
 
春は、姑の「満」の力も借りながら、
必死に夫の料理指南を始めるが・・・
 
 
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 派手な見せ場やアクションもなく、
歴史上の有名人物も登場しないので、
どちらかというと地味な映画?だと思いますが、
良い作品だったと思います。
 
上戸彩ちゃんの映画を観たのは初めてですが、
しっかりした姉さん女房ぶりと、
やや頼りなげ?な年下夫の高良健吾さんと
夫婦の絆を深めて行く様子は
なかなか微笑ましいものでした。
 
この時代の人たちが
日々どんなものを食べていたのか?
興味深かったですよ。
 
青菜を洗い、魚をさばき、出しを取り、
見た目にも美しく調理し、
水道からふんだんに水が出る訳ではないのに、
食材も水も、無駄が出ることのないように、
とことん工夫がされていたのでしょうね。
 
あしたばや、治部煮(じぶに)、魚汁(いしる)、
鯛の唐蒸し(からむし)や、柚餅子(ゆべし)等、
色んな料理や食材が登場して来るのも楽しかったです。
 
あの時代に料理のレシピ本が存在したことが驚きですよ。
「食」はまさに日常ですからね。
その本が今も加賀料理の原点に
なっているのでしょうね。
 
料理が九谷に盛られているということでしたが、
器はどれも素朴な感じで
あんまりよく見えませんでしたよ。
この時代では九谷焼きも普段使いだったのかな?
 
塗りものの方がよく見えました。
輪島塗りか?山中塗りか?分かりませんが・・?
 
エンドロールのCHARAの曲が
物語のイメージに全然合っていなくて
がっかり!でしたよ。