～≪八百屋お七伝聞≫～
≪八百屋お七の話を知っていますか？≫
八百屋お七は、
度々脚色され、繰り返し演じられてきました。
実在の人物だそうですが、いくつもの説があり、
謎も多いのが〈お七伝聞〉です。
〈西運〉さんの碑が
置かれています。
「天和笑委秀」という書物に、
「お七の事件」が、詳しく記されています。
それによると・・・・、
〈お七〉の生家は、江戸駒込片町で、
有数の八百屋であった。
八百屋〈お七〉の一家は檀那寺の生仙院に避難した。
この寺には、寺小姓の〈生田庄之助〉なる、
１７歳になる美少年がいた。
〈庄之助〉はひと目で〈お七〉に恋慕し、文を渡すなどすると、
〈お七〉も〈庄之助〉を憎からず想い、
人目を避けながら、深い契りを結ぶ仲となった。
その後、家に戻った〈お七〉だったが、
〈庄之助〉のことが忘れられず、
文を送っては、隠れて逢瀬を続けたが、
親の目もあり、思うように会うことが出来ない。
火事があれば、また〈庄之助〉のいる寺に泊まることが出来る。
儚い女ごころで考えた〈お七〉は、３月２日の夜、
近所に放火したが、
たちまち見つかり、未遂に終わった。
〈お七〉は捕らえられ、奉行所に引きたてられ、
３月１８日から１０日間、江戸中を引き回され、
３月２８日、鈴が森にて火炙りに処せられた。
こちらの立て札には
〈庄之助〉が〈吉三〉になっていますね。
お七をそそのかしたのが、〈吉三郎〉だという説や、
実は、恋人は侍で〈山田佐兵衛〉という名だった、という説もあり、
〈お七〉の年齢も１４～１６歳とか、幅があり、
いくつもの説があるようです。
〈お七〉の元恋人だった〈吉三〉さんが、
やがて、僧侶の〈西運〉さんとなり、
〈お七〉の菩提を弔ったという説が、
真実らしいですね。
恋人に会いたいからと、放火をするような、
気性の激しい女の子が生まれては困る！
お七の干支の、丙午（ひのえうま）の女は不吉！
そういう風説が広まり、
丙午（ひのえうま）の年の出生率が、下がるようになったそうですよ。
〈お七〉さんの事件は、
江戸時代の人々にとっても、
きっと、衝撃的!!だったのでしょうね。
〈お七〉の墓は、文京区白山の
正徳院「圓乗寺」にあるそうですよ。
＼(◎o◎)／！
