~About主婦の徒然日記~

季節の花々やペットに癒される日々の徒然を綴ります。

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~≪寂光院≫~


前項の続きです!
 
  
 
京都大原
~≪寂光院≫~
  
 
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~≪寂光院≫~
聖徳太子が御父用明天皇の菩提を弔うために
建立された天台宗の尼寺で
初代住職は御乳人であった玉照姫。
 
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1400年もの歴史あるお寺が
平成12年に放火による火災に遭い、
聖徳太子発願以来というべき
未曽有の受難を乗り越え、再興されました。

現在では復元された本尊が
本堂に安置されています。
 
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文治元年(1185)年9月に、
平清盛の息女で高倉天皇の皇后
安徳天皇の御母である「建礼門院がお入りになり
源平の戦いに敗れて遠く壇ノ浦で滅亡した平家一門と
我が子安徳天皇の菩提を弔いつつ、
終生をこの地で過ごされたということです。
 
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 ≪千年のひめ小松≫
火災の際枯死してしまったとか?
 
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あまりにも有名な平家物語の冒頭です。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。
奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、
偏に風の前の塵に同じ。
 
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~≪諸行無常の鐘≫~
 
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沙羅双樹の花の色・・・
 
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沙羅双樹というのは、
幹が双幹の沙羅の木ということです。

沙羅とはナツツバキの木と言われてます。
これは白くて気品のある花を咲かせますが、
朝に咲いて、夕べに散る儚さです。
 
運よくこの時期
花を見ることが出来ました。
 
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平成12年5月に放火とは?
今から16年前ですね。
犯人はまだ分からないそうです。
罰当たりな人間もいたものですね。
一体どこで何をしているやら?

桃山時代に建立された三間四面の杮葺き本堂は
ひとたまりもなく灰燼に帰したのですよ。
 
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本堂に上がって
地蔵菩薩像のすぐ近くまで行き
お参りすることが出来ました。
 
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これは豊臣家の家紋ですね。
 
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江戸時代には、豊臣秀頼徳川家康
再興に手を尽くしたそうです。
 
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都から遠く離れた山深いこの地で
一歩も外に出ることもなく
29歳の若さで亡くなった「建礼門院

思いを馳せると
当時の余韻を残す幽玄で美しいこの庭も
もの寂しく哀れにも見えてきます。


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